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ゆうひの むこう
紀ノ国屋 千
ぼくの ちょうじょの おとこのこ
まご
ひとみは くろぐろとして ふかいなぞ
ちいさな て は
おおきく やわらかく
ぼくの きもちに ふれる きく なんでも きく これはなに あれは
どうして なんで それから？ きいて きいて
そうして・・・・
じーっと じっと ぼくを みつめる
すこし きんちょうして いきをすって
こたえる いっしょに なわとびをする
おとこのこは なんかいも しっぱいする
ぼくは よゆうをもって とんでみせる
しかし・・・ よゆうはつかのま |
かれは どん どん どん どん うまくなる おでこに くびすじに
うれしい あせをひからせて はぁ はぁ はぁ はぁ
ぼくは へたばる うさぎになった おとこのこ
あかいゆうひに とんでいく
かげえになって とんでいく ぼくは ただただ
みおくる ばかり
それでも うれしい なぜか うれしい |
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